今後アーティストがどうやって生きていくのか考えてみた

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今日はらおです。

急速に社会が変化している現代、

価値観や常識といったものが少しずつ変わってきている。

 

日本は不況だと言われて久しい、いつまで日本は失ってんだよ笑

働き方も変わりつつある。

サラリーマンだけでなく、アーティストの働きかたも変わってきている。

2000年代前半まではCDがバカ売れしていて、一発ヒットをかませばなんとか食って行けた。

それがインターネットの普及によってCDの価値が下がり、アーティストの収入はライブやグッツが主な収入源になった。

毎年行なわれるフェスの盛り上がりもこういった背景からなのだろう。

現在はどのアーティストも精力的に音源をリリースしては、リリースツアーと題してライブを行っている。

これは僕の仮定だが、どのアーティストも毎年アルバムを出したりするのはライブを盛り上げるためではないかと考えている。いつも同じ曲やってたら飽きられてしまう。アルバムのリリースが1年空くと長いって言われることもある。

ここまで音源の価値がなくなってきている事を考えると、

音源自体はYouTubeとかにアルバム丸々アップしてそっからライブなりグッツなり、はたまた違う方法でマネタイズしていく人が出てくるんじゃないかな。

 

炎上芸人ことキングコング西野亮廣氏の新著「革命のファンファーレ 現代のお金と広告」でも語られているように入り口は無料でお金を取るのはもっと後にすると幅が広がると、

AKBや乃木坂なんかもこういう戦法ですね。

ほぼ自社のみのスポーンサーで深夜にテレビ番組を放送する→視聴者がそれを録画する→YouTubeに動画がアップされる→新規の人がたまたま動画を見る→ライブ、握手会に来させる

こんな流れですね。

西野氏も言及しているが、この戦法は完全実力主義。

無料でコンテンツを受け取れるとそこで面白い、面白くないを判断されることになるのでその先のマネタイズが出来なくなる可能性がある。

反対に無料で受け取れるから爆発的に流行るかもしれない

バンドとかだったら音源をフリーでリリースして、演奏方法とかをライブ配信してアーカイブ残したりすればバンドキッズたちがコピーしてくれるだろう。

そしてキッズたちに広めてもらって自分たちの庭に引っ張ってくる。

勿論曲がかっこいことが大前提ではあるが。

 

 

どっかの団体は「音楽産業の衰退は違法ダウンロードだ」とかほざいている、当たっている部分もあるがかなり頭が固い。レコードの時代から変わってねーんじゃね?

これも散々各所で言われていることだが、昔は音楽を聴くこと自体コストが高かった。再生機器が普及していなかったので1つの再生機器で大人数が聴くなんて事もあったらしい。

今みたいに簡単にデータ化することもできなかったし、それを共有する手段も非常に限られていた。

そういった閉鎖的な環境だったからこそ、美空ひばりやドリフターズなんかが産まれたのだろう。

リスナーは受動的に流れて来る音楽を受け取るしかなかった。

それがインターネットの普及でここ10年くらい音楽産業は今までのような美味しい思いはできなくなっていただろう。(小室哲哉の全盛期とかヤバそう)

僕からすればただ金をどこで取るかが変わっただけだ。

 

ライブで収益を得るといっても演奏する側は半端なく大変だろう。

どのアーティストもしょっちゅうライブやってる、楽曲製作も行わなくてはいけないし、各種メディアへの露出も行うとなるとアスリート並みの体力が必要になるんじゃないか、いつから音楽はスポーツになったんだオイ。

 

 

 

僕はライブの次にどうやってマネタイズするのかを考えてみたとき、もう音楽単体ではよっぽどのことが無い限りキツイ。

西野氏の著書をみて思ったのが「音楽以外やる人っていなくね」こう思った。なるほど星野源の戦い方は上手いなと。

 

ツイッターとかでバンドマンのこと「〇〇くんかわい〜」とか言ってる女がいるだろう。

正直今までそういった人種の人たちのことを理解することができなかった

「いやお前音楽聴けよ」こう思っていた。

しかし、少し踏み込んで考えてみると、もうそういったパーソナリティーだったり容姿とかで差別化するほかないのかも知れない。

ぶっちゃけると音楽なんてパクリのオンパレードだから何を聴いても対して差はないからリスナーも音楽以外の部分で判断するしか無いのだろう

ある意味奴らは正しい判断をしていたのかも知れない、僕が浅はかだった。

これからは「音楽+何か」が必要になる。

プラスの何かが多ければ多い程音楽に還元されるものも多くなる。

 

アーティストが頑固に作品だけ作っているだけでは食っていけない時代になっている。

頭を柔軟に動かし、いい意味で職人気質が抜けている人がこれからの音楽界を担っていくのだろう。

 

 

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