どうもらおです。
今や飛ぶ鳥を落とす勢いの[Alexandros] 通称ドロス(以下ドロスと表記)
各地のフェスに引っ張りだこ、メディアにも積極的に露出していますし、若い中高生の新たな教祖になっているのではないでしょうか、川上洋平恐るべし。
(ちなみに僕の教祖はUVERworldのTAKUYA∞と凛として時雨のTK、andropの内澤崇仁くらいです)
そんな絶好調な彼らが先日リリースしたメジャー2ndアルバム「EXIST!」オリオンでも1位になったらしく、勢いのある彼らのサウンドが収録されています。
何でファンじゃねーのにレビューしてんだよ
そもそも何でかといいますと
GLOBAL WORKのCMっすよ、何気なくメシ食いながらテレビ見てまして浮遊感、透明感のあるサウンドがとっても印象に残りました。
たかが15秒のCMですよ!いやーこれにはやられた、一番おいしいところをCMで使うとはズルイぞ、まったく。
そこでだ音楽だれが作っとるんじゃってことで、早速ググる。
調べてびっくり「これドロスやんけ、まじかよ!」 いやー久しぶりの衝撃ですね。
ドロス、もちろん存在は前世の[Champagne]時代から知っていましたが、
なんか自分としてはビビっとくるサウンドではなかった、
彼らの曲ってワタリドリに代表されるようにシンプルなリフでキャッチーなメロディーの曲が多い気がするんですよ。
あれどこかで聴いたことあるような…
バンドの由来やんけ笑たぶん僕はこっちを先に聴いてしまったでダメだったんだと思う。ちなみにMorning Gloryはマジで名盤だと思うからきいて損はないと思う。
話を戻そう、しかしこのFeel likeどちらかといえば洋楽のテイストだが、非常にポップで聴きやすいし、リフで押していく感じでもない。うまく自分たちのサウンドに落とし込んでいると思う。
どうやらアルバムが出るそうじゃないかということで、今まで敬遠していたがとりあえず聞いてみようと。 (サーセン買ってません、Google Play Musicスゴイっすね笑)
1.ムーンソング
おそらくこの作品のリード曲PVもあります。
一曲目にふさわしい夜明けを感じさせるような軽快なピアノのサウンドが心地よいです。
おいおい一曲目から普通にいいじゃないか、サビにファルセット気味のボーカルが気持ちい。
ほんと自分の声の使い方知ってんな、この一曲で彼らの非凡なポップセンスを感じる。
とんでもないヤツをトップに持ってきたな…
2.Kaiju
イントロからあふれる和のテイスト、途中でも三味線のような音も入ってるかな。
サウンドに反し歌詞は全英詞、リフは和風なのに曲全体は洋楽チック、ほんと何なんだこいつら、
最後のほうにギターソロが入っているのですが、これがマジでLUNA SEAっぽくて笑った。
PVもあります映像は和風全開です。
3.Girl A
イントロから一気にアップテンポな音が続いて、息もつく暇もなくサビに突入する目まぐるしい展開。
打ち込み系の音も結構入っていて3分足らずの曲の中にアイデアが詰まっている曲に感じた。
PVもあるのでそっちで確認したほうが速いかも。
4.Claw
この曲はメロディーというよりかはリフで押していく曲、なんかアクモンっぽい音。
なんかザ・アルバム曲という感じというよりか、前3曲のメロが良すぎてこの曲は少し見劣りしてしまうように感じた。
こういうのも出来ますよってことなのかな。
5.O2
何だよさっきの曲休憩じゃなかったのかよ。
どんなアップテンポな曲が来るのかなと思っていたら、これだよ。
食彩の王国で流れてそうな曲だなw
所見ではいらんだろと思ったこの曲アルバム全体を通して聴くと今までノンストップで突っ走ってきたのでここで頭を一回リセットする効果がこの曲にはあると思った。ほんとよく練られている。
6.Feel like
はいキタコレ。
正直この曲聴くためでも買って損はないと思う。それくらいの名曲。
具体的にここのギターがベースがとかはないんだけど、つられて歌いたくなるようなメロディー。
音も軽くて透明感のあるすっきりとした音になっていて歌の邪魔をしていない。
これから彼らのなかでも1,2を争う代表曲になっていくんじゃないかな。
7.Aoyama
学歴アピールにも余念のない洋平さん、いい曲作れて頭もいい。
彼に隙はないのか、羨ましいぜ。
曲の方はというとミドルテンポでオシャンティーなギターのクランチサウンドが印象的。
サビのメロディーは相変わらず天下一品、この曲がアルバム曲では一番お気に入りかも。
8.Nawe,Nawe
ストリングスが入って一気に壮大な感じに。
歌いだしで感じたのが、英語と日本語で歌い方かえてねーかということ、芸が細かいな。
何だろうこれも一緒に歌いたくなるような曲だな、ライブの最後とかにシンガロングとかしたらすごい映えそうな印象を受けた。
よくこうもポンポンといいメロディーを…
9.Buzz Off!
謎のスタジオライブ感。
彼らにはリフで押していく感じの曲は向いてないと思った。
グランジっていう感じでもないし、ガレージって感じでもない、僕のボキャブラリーの貧困さゆえにうまい形容が見つからない、ギターゴリゴリな感じです。
10.クソッタレな貴様らへ
これもアクモンぽい、あまり邦楽ロック色を感じない、本当はこういう路線をやりたいのかもしれない。
ポップ路線を期待している人には好まれないかなと感じた曲。
11.Swan
ワーミー大活躍の曲。彼らの得意分野ポップな曲。
この曲がここに入ってくるとか反則だろ。
PVでぜひギターの足元に注目してみてほしい。
12.I want u to love me
うーんコメントしづらい。特にこれといった聴きどころはないかな
しいて言えば間奏のベースのスラップくらい。
ちょっとがっかりな曲。
13.今まで君が泣いた分取り戻そう
僕が中学生だったら好きになってたかな。
二十歳そこそこですが、僕ですら「またこういう系統か」って感じ。
普通のバラード、こういうのはback numberに任せておこうよお思った。
まぁタイアップとかの関係でいろいろあると思うから、あまり指摘しないでおこう。
彼らが好き好んでこういう曲を書くとはあんまり思わないんだよな。
この曲はNawe,Naweと違ってストリングスが入ることによってかえって安っぽく聞こえてしまった印象。
14.NEW WALL
最後の曲としては文句なし
彼らなりの応援ソング、持ち味のメロディーも炸裂してます。
難しいことは言わない歌おう。
はーろーーーーー、にゅーーーーわぉーーーーーーる
まとめ
正直なめてたよ、oasisiのパクリだとか洋楽かぶれだと思ってたけど、全然そんなことなくて、むしろうまく邦楽とミックスして自分たちの音にしている。
これ中学生くらいで聴いてたら、めちゃくちゃ好きになってたと思う。
これから音楽という沼に飛び込んでくる中高生の入り口としては最適であると思う。
ここからoasisなりmaroon5なり聴いてみるのもよいかと。
そして彼らを勘違いしている人たちにも先入観にとらわれずにとりあえず聞いてみてほしい。
1つ残念だった点を挙げると、後半でダレる、かったるくなってくる。
前半が良かっただけに非常にもったいなかったと思う。
しかしPV付きの曲たちの完成度は文句のつけようがないほどだ、いつか全曲にPVがつくようなアルバムを作ってほしい、
名盤とまではいかないけど、いいアルバムだった。
らおでした、ではまた。